顎関節症・かみ合わせの治療
顎関節症について
かみ合わせの異常とあごのズレ
顎関節症とは,顎関節に生じた痛み,開口障害(口が大きく開かない)、雑音(開け閉めの際に音が出る)の3つを主な徴 候とするものを言いますが,欧米では一般にTMD(Temporo-mandibular Disorders)一側頭部と下顎との不調和とよばれ、複数の 原因が組合わさったものと理解されています。
その原因のひとつにかみ合わせの異常によるあごのズレがあげられます。歯は顎関節や周辺の神経や筋肉にとって、いつも理想的な位置に生えてくるとは限りません。いったん歯が生えそろってしまえば、それが不正な噛み合わせであっても、私たちは,知らず知らずのうちにその顎の位置になれてしまい、普段は異常を感じることもなく生活しています。
しかし、それが体の適応範囲を超えてしまったときに、顎関節症や顔面痛、肩こりやあごの痛み、異常な歯の磨り減りや原因不明の歯の痛み、体のゆがみ、時には自律神経失調症などとして身体のいたるところに代償性の症状を引き起こしてしまうと考えられています。
筋肉やあごの動きをコンピューターで計測
K7でわかること
噛み合わせや顎関節症の治療のために、みよし歯科医院が取り入れている、 K7•エバリュエーション•システムはME機器の一つです。医療用電子工学機器をME(メディカル•エレクトロニクス)機器といいます。
エバリュエーションシステムでは3つのことがわかります。
①正しいかみ合わせの位置
②あごの筋肉の働きが正常かどうか
③あごの関節が正常かどうか
治療の流れ
①カウンセリング
②あごの動きや筋肉の活動の検査
③型とり、かみ合わせの記録
④マウスピース(オーソシス)の装着
⑤あごの動きや筋肉の活動の検査
⑥マウスピース(オーソシス)の調整
⑦あごの動きや筋肉の活動の検査
⑧歯に被せもの または 矯正治療
*検査や調整に1回1時間~2時間かかる事もあります。
K7エバリュエーション・システム
最適な「あご」の位置がわかります。
K7は
•センサーで3次元的な顎の動きを測定し、顎の位置を探知するスキャナー、
•筋肉の活動電位を測定する装置、
•顎関節の音を記録する装置
からなり、これにマイオモニターを併用することにより、最適な顎の位置(筋肉位)を採得することができます。
最適な顎の位置は口の開け閉め、顎を動かすことに関わる筋肉が最もリラックスした位置を探し出すことでわかります。
マイオモニター
マイオモニターは第五脳神経(三叉神経)と第七脳神経(顔面神経)に刺激を加え、口を開けたり閉じたりする筋肉、顎を動かす筋肉(咀嚼筋群)のリラクセーションを行う低周波電気刺激装置です。
第五脳神経(三叉神経)は目や顔•口の知覚と、顎を動かす神経で、第七脳神経(顔面神経)は主に顔を動かす役割の表情筋を動かす神経です。
顎関節症の症状緩和に用いたり、マイオモニターで筋肉をほぐしリラクセーションを行った後、筋電図と3次元センサーで筋肉と顎の動きを計測し、その人にとって最適な顎の位置・かみ合わせの位置の決定を行います。
最適なかみ合わせで快適な生活を
歯並びが悪かったり、噛み合わせ、顎の位置がずれていると、口の開け閉め、顎を動かす筋肉の中には、無理な位置で動かざるを得なくなり、筋肉の過度な緊張が生じ、疲れきった状態になってしまうものも出てきます。
そこで、マイオモニターで筋肉に電気刺激を与えリラックスさせて、口の開け閉め、顎を動かす筋肉をニュートラルな状態にしてから、上下左右の3次元的に顎の最適な位置を見つけます。
それにより、その人の体の骨格•神経•筋肉•噛み合わせ、それぞれにバランスのとれた調和した理想的な顎の位置で治療を行うことができるのです。
健康で幸せな人生にするために
不揃いな歯並び、不良な歯の被せ物、噛み合わせや顎(あご)の位置の異常などにより、歯がしみる、噛むと痛いなどの口の症状だけでなく、骨•神経•筋肉•噛み合わせのバランスが崩れ、その不調和により、あご(顎関節)の痛み、頭痛、めまい、首や肩の痛み、手のしびれなど様々な体の不快な症状を引き起こします。
体に合った最適な位置に顎や噛み合わせを修正することで、骨•神経•筋肉•噛み合わせがバランスの取れた状態になり、それらの不快な症状を軽減することができます。
思いっきり笑う事ができ、何でも美味しく噛んで食べる事ができ、痛みがなく快適に生活できることは、健康で幸せな人生にするための重要な条件の一つではないでしょうか。
0964-32-1778
診療時間
月曜〜土曜 9:30-13:00 / 14:30〜18:00
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